勝川ファミリークリニック

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勝川ファミリークリニック通信 2008年3月号


はしかについて

昨年、関東地方を中心に流行したはしか(麻疹)が、今年に入って再び流行の兆しをみせています。地域別では、関東 九州、北海道等の複数の地域で、はしかの流行がみられているようです。今回の流行では、10代、20代の人が全体の70%を占めており、ワクチンを接種していない人が半数を占めているのが特徴のようです。ここでもう一度、はしか(麻疹)という病気とその予防法について説明したいと思います。

どんな症状?

はしかのウイルスは、空気感染という方法で周りに感染し、感染力が強いため予防接種を受けていないと多くの人がかかってしまいます。はしかの主な症状は、発熱、咳、鼻水、目やに、結膜充血、発疹などです。

約10日間の潜伏期の後、38度前後の熱と風邪様症状(鼻水、咳、目の充血、目ヤニ)から始まり、これらの症状は3〜4日間続きます。その後一時的に熱は下がりますが、再び39〜40度の高熱が出て、発疹が現れます。発疹は首、顔から始まり、しだいに体・手足へと広がっていきます。咳は熱と相前後して出始め、乾いた咳で刺激的となり、発疹期にはさらにひどくなります。高熱は4〜5日で下がり、次第に発疹も消えていきますが、色素沈着が1〜2週間残ります。

はしかの感染により、抵抗力が低下して、気管支炎、肺炎、中耳炎、脳炎を合併することがあります。また、まれに亜急性硬化性全脳炎という慢性に経過する脳炎が発生することもあります。

予防方法

唯一の予防手段はワクチン接種です。その有効性は高く、ワクチンを受けた人の95%以上ではしかに対する免疫ができますが、数%の人は免疫ができない場合もあります。また、最近ははしかの流行が少なくなり、はしかの患者さんと接触することによる免疫力が高まるという増強効果が期待できないことから、ワクチンを接種したにもかかわらず、免疫力が落ちてしまい、流行期にはしかにかかってしまうことがあります。そこで平成18年4月より、免疫力を増強するために1歳早期と小学校入学前1年間に麻疹・風疹混合ワクチンを2回接種するようになりました。

昨年からの流行では、ワクチンを受けていなかった人やワクチンを1回は受けたけれど、はしかに対する免疫力が落ちている人たちが感染・発病したと考えられています。そのため定期接種対象年齢以外の人も、追加してワクチンを受けることが勧められていましたが、平成20年4月から5年間に限り、麻しん風しん混合ワクチンのの定期予防接種対象が、第3期(中学1年生相当世代)、第4期(高校3年生相当世代)にも拡大されることになりました。

はしかの治療法

はしかに特効薬はありません。基本的には症状を和らげる治療となります。できるだけ無理をせず、安静にしてしっかりと水分を取ることが大切です。暑いときにはクーラーをつけたり、おでこや体を冷却し、反対に寒いときには体を暖めて少しでも気持ちよくすごせるようにしましょう。必要であれば熱さまし、咳止めを使います。肺炎・中耳炎などの細菌感染が合併した場合には抗生物質による治療が必要となります。

文責:伴 彰子


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