〈対象年齢:2歳~18歳〉
2024年秋より、これまでの注射でのインフルエンザワクチンに加え、インフルエンザ経鼻ワクチン「フルミスト®」の接種を開始いたします。「フルミスト®」は日本初となる鼻の中に噴霧するタイプのインフルエンザワクチンです。
2003年にアメリカで承認され、2011年にはヨーロッパで承認されました。日本でも2023年に厚生労働省から承認を受け、本年度から接種可能となります。
0.1mlという少量のワクチン液を左右それぞれに1回ずつ鼻に噴霧するのみの為、針は使いません。 注射に比べて痛みが少なく済みます。
- 接種開始日: 2024/11/6(水)
- 接種対象者: 2歳~18歳
- 接種回数:1回
※医師が必要と認めた場合には、他のワクチンと同時に接種することも可能です。
フルミスト接種ができない人
- 2歳未満の方、19歳以上の方
- 発熱がある方
- 重篤な急性疾患にかかっている方
- インフエンザの成分(鶏卵、ゲンタマイシン、ゼラチン、アルギニン)に対して重度のアレルギーがある方
- 免疫不全の方や免疫不全の方と接触する可能性が高い方
- アスピリンを服用している方
- 4週間以内に「生ワクチン」を接種している方
- 妊娠している方また、その可能性が高い方
- 喘息の治療を行っている方、または、1年以内に喘息の発作があった方
- 慢性疾患(心疾患、肝疾患、腎疾患、糖尿病、貧血、嚥下困難や呼吸障害を伴う神経疾患、免疫不全など)のある方
- その他、医師が接種不適当と判断した方
優れている点
- 通常インフルエンザウイルスが侵入する経路となる鼻腔で免疫を作るため、高い発症予防効果が得られる
- 活性を低下させたウイルスで免疫を作るため、流行しているインフルエンザと異なる株に対しても軽症化してくれる
- 2歳〜7歳で特に有効といわれている。
- 鼻腔内に噴霧するため、疼痛刺激が少ない
- 効果持続が長い
注意すべき点
- 接種後、軽い感冒様症状(鼻水咳など)を、約50%の方で認めます。また、微熱を含めて発熱を約10%の方で認めます。
接種後に発熱や風邪症状が続く場合は受診して下さい。症状の程度により、抗インフルエンザ薬を投与する場合があります。
またフルミストを接種した病院と違う病院に行く場合、受診する際は必ずフルミストを接種したことを伝えて下さい。 - 接種後1~2週間は乳児や重度の免疫不全の方との接触を可能な限り控えて下さい。
注射型のワクチンと比較してメリットだけがあるワクチンというわけではないことをご理解いただき、フルミスト接種をするかの最終判断は保護者・本人で行っていただきますようお願いいたします。
予約方法・料金
- 接種料金: 1回 7,000円(税込)
- 入荷するフルミストは本数が限られており、在庫管理を厳密におこなうために電話やインターネットでの予約は行っておりません。数に限りがありますので、予約はご来院のうえ受付にてお願いいたします。
- 無くなり次第終了となりますのでご了承下さい。
従来通りの注射ワクチンもあります
従来通り注射でのインフルエンザワクチン接種も行っております。なお、注射でのワクチン接種予約は専用の予約サイトからのみとなっております。
詳しくはこちらをご覧ください。